本来は毎日の食事から総合的にとり入れていたものを、その機能と体内での役割や効果を分析することにより、サプリメントとして摂取することが可能になったのです。私たちはこうして、食生活のゆがみを正す機会を与えられました。しかし、こうした栄養素は、単独では有効に働くことができません。たんぱく質を豊富に摂取しても、それがそのまま血や肉になるわけではありません。食品として口から入り、消化吸収の過程で、さまざまな栄養素、とりわけビタミンやミネラルと影響し合い協力し合って、初めてその本領を発揮してくれるのです。健康補助食品は、まさにそのために存在しているのです。体外から侵入する異物に対してめっきり抵抗力を失った私たちの身体を支援するために、自然の中から日々発見され、分析研究されているわけです。この働きは天然のものでなければできません。これまで述べてきたように、合成サプリメントでは、その大役は決して務まりません。化学物質にまみれた私たちの身体を浄化することができるのは、化学物質ではなく、天然のサプリメントだけなのです。健康食品で体がボロボロになり……想像してみてください。もし、合成のビタミンCを摂った場合、ただのアスコルビン酸は、ビタミンCとしての役割を何ら果たすこともなく身体を素通りし、流れていきます。当然、効果は続きません。ですから一日に何度も摂ることになります。ふつうビタミンCは摂取後二〜三時間で排出されるといいますから、少なくとも三度は摂ることになるでしょう。合成のビタミンは石油物質からできているという疑いがあります。とすれば、人体に悪影響を及ぼすことは間違いありません。いえ、たとえ原材料が天然のものであったとしても、改めて単体のアスコルビン酸として合成されたものなら、それは私たちが太古の昔から築き上げてきたふだんの食生活には存在しないもので、それを食べれば当然、何らかの支障をきたすはずです。生命活動には免疫機構という欠くことのできないシステムが備わっています。体内に異物が入ると身体は拒否反応を起こし、それを排除しようと躍起になります。この場合の異物が合成ビタミンというわけです。