各地の医療機関から感染性産業廃棄物や感染性一般廃棄物はほとんど排出されず、処理業者の期待がはずれています。医療機関はそれほど高く付く廃棄物は排出しないように努めますし、危険かどうかの判定はプロである医師がすれば、誰も文句がつけられません。医療器材や薬品の納入業者に処理業の資格を取らせて、廃棄物を引き取らせているケースもありますが、車に器材などと廃棄物を混載している危険性もあって心配しています。地方自治体でもそのような実態を把握しているところもありますが、何しろいろいろな面で医師会に協力をあおいでいますので、クレームをつけることができません。基本理念がおかしく、取り締まり強化ばかりが先行し、肝心のところが抜け落ちた法律で、何十年も廃棄物行政が行われ、今後も行われようとしているのでは、暗澹とした気持ちにならざるをえません。