ホンダ・ステップワゴン。同じく99年9月の登録台数は1万199台で、登場後すでに3年経つ「にもかかわらず」、つい最近出たモロ対抗モデルの日産セレナ9376台を上回っている。つまりセレナは、投入直後の新車効果を合わせてもステップワゴンに勝てていない。ステップワゴンを最大の仮想敵として開発を進め、エンジンだってガソリン以外にディーゼルを用意してワイドバリエーションで臨んだのにダメ。あるいは、トヨタだとライトエース/タウンエースの両ノアもダメ。このケースでもやはり、クルマの本質的な魅力でステップワゴンが競合車を上回っているからだという以外に理由が思いあたらない。実際、明らかにステップワゴンはいいのだ。視野を世界に広げると、たとえばマツダ・ロードスター。登場以来約10年で軽く50万台以上も売れている。2人乗りでオープンのちっぽけなスポーツカー、ということを考えると驚異的だ。売れにくい条件がほとんど完璧に揃っている。やはり、「にもかかわらず」だ。日本だと登場直後の売れ行きばかりが思い出として目立つ程度だが、海外では堅実に人気を保っている。むしろ上がっているともいわれる。月にならすとコンスタントに月問4000台とか5000台になるわけで、決して小商いとはいえない。それから日産セフィーロ。これも、日本国内ではいささか地味だが世界的に見れば日産の稼ぎ頭だ。北米市場重視の商品だったことが、結果としていい日本車を作らせた。国産の大きめ実用セダンとして、そして日産車として数少ない推奨株のひとつだ。オマケで、日産スカイラインGT‐Rと三菱ランサー・エヴォリューション?とホンダ・インテグラのタイプR。この3台は、いずれもシリーズ中の特殊モデルである。「にもかかわらず」、比様の価格や性格を考えると、あるいはベースとなった普通モデルの体たらくを考えると、トンでもなくよく売れている。いちがいにいいとはいいかねる部分もあるが、少なくともあえて買ってみる甲斐はある。一説によればGT‐Rは現行スカイライン中のベストセラーグレードになったことがあるというし、またランエボは全ランサー中、実はもっともマトモなクルマだ。そしてインテグラRは、土台のヒドさと特別なチューニングのスゴさがあいまってそれが特殊な人気に繋がつている。ランサーもそうだが、普通のインテグラになどもはやなんの魅力もない。スカイラインにしたって、普通のモデルを買っている人はGT‐Rの代用品としてしかたなく妥協しているだけだろう。たとえキワモノであっても、作り手が本気でやりたくて作ったクルマは一定の理解をちゃんと得るということだ。こうして見てくると、数が売れているという平易な手掛かりからもうひとひねりして、再検索をかけてやることでかなり精度の高い情報が得られるように思う。ほかのほとんどのクルマはなくてもいいような気がする。むしろそのほうが日本の自動車ユーザーにとっては幸福だろう。確信に近い気持ちでそう思う。また、車を売却する時は、車査定・車買取に関する知識を知っておくと、少しでも高い値段で売ることができますよ。
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